ZOIDS-Unite- 第5話「謎のディスク」 2
「でもさ。そんな危ない部品をその辺のショップに持ち込んで調べてもらうって……正直、かなりリスキーじゃないか?」
「まぁ問題はそこだ。出所不明の部品って時点で取り扱ってもらえるかどうかすら怪しい。非合法パーツの取り扱いは、最悪受け取った時点でショップ側にも罰則があるからな」
「うへぇ……」
ザクリスの言葉に、カイがげんなりした顔をする。
これでは部品だけ持っていても調べる術がない……
「……そこで、ちょいと考えたんだがな」
チーズブリトーを平らげたアサヒが再びスープに手を伸ばしながらそっと切り出した。
「最寄りの軍事基地に持ち込んだ方が早かろうと思うんだ」
「またお前はそういう面倒臭ぇことを平然とッ……」
ザクリスが頭を抱えるが、アサヒは至って真面目だ。
「下手に他人を巻き込まずに、合法的に非合法パーツを調べてもらうにゃそれしかあるまいよ。こんな怪しげな部品をスカーズみたいな三下連中ですら手に入れられるというなら、俺達が知らんだけで、裏社会には既に同様の部品がかなり出回っとると考える方が妥当だろう。そうなりゃこの先、俺達だって仕事に支障が出るかもしれん。どうにかして調べてもらわんと」
「いやまぁ、そりゃそうだけどよ! 軍事基地に持ち込むっつったって一体どう言えってんだ?? 大規模な犯罪シンジケートから掻っ攫って来たとかならともかくよぉ、スカーズみてーな三下連中がこんな部品持ってたなんて、簡単に信じてもらえるかっつの! 俺達の方が疑われるに決まってんだろーが」
ザクリスが面倒臭そうにテーブルへ頬杖を突く。
アサヒもうーん……と考え込んでしまった。
「……ねぇ」
不意に、シーナが口を開いた。
「その部品、調べられれば良いんだよね?」
「なんだ嬢ちゃん。まさか嬢ちゃんが調べるってんじゃねーだろうな?」
普段からは想像も出来ない程きょとんとした顔で、ザクリスがシーナを見つめる。
シーナはテーブルに置かれた部品を両手でそっと抱え上げると、接続端子側をしばらく見つめてから口を開いた。
「この部品をイーグルに接続出来れば、多分調べられると思う」
「「「え?!」」」
まさかの一言に、残りの3人が揃って声を上げる。
「いやいやいや!危ねぇパーツだっつったろ?!イーグルに何かあったら……」
「大丈夫」
反対しようとしたザクリスの声を遮るように、シーナは一言キッパリとそう答えた。
そんな彼女に、3人は顔を見合わせ合うともう一度揃ってシーナを見つめる。
「ホントに大丈夫なのか??」
「うん」
心配そうなアサヒの問いに、やはりシーナは力強く頷くだけだ。
そんな彼女の真剣な横顔を見つめながら、カイはそっと口を開いた。
「ちなみに、どうやって調べるつもりなんだ?」
「……このディスクを接続した状態で、私がブレードイーグルと意識共有すれば分かる筈」
「意識共有ってッ……」
その一言に焦ったのは勿論カイだ。
昨日、意識共有が危険な能力だと言ったのはシーナ自身だというのに……
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