ZOIDS-Unite- 第5話「謎のディスク」 1
スカーズと戦った俺達は、奴等のレドラーの不自然な動きに翻弄されて、まさかの苦戦を強いられる破目に。
初めて知ったユナイトの力で何とか撃退する事が出来たけど……
奴等のレドラーに一体何が起きてたのか、どうも気掛かりなんだよな。
まぁ……気掛かりなのはそれだけじゃねぇんだけど……
[カイ=ハイドフェルド]
[ZOIDS-Unite- 第5話:謎のディスク]
翌日の朝、カイ達は揃って宿の朝食を食べながら昨日の事を話し合っていた。
と言っても、主な話題はスカーレット・スカーズのレドラーからザクリスとアサヒが回収したとある謎の部品なのだが……
「……これ、ゾイドの
カイはケサディーヤを齧りながらテーブルの上に置かれた部品を手に取る。
何処からどう見ても、ただのハードディスク機構だ。怪しい所など無いように見えるが……
ザクリスは椅子の背もたれに肘を掛け、鶏肉とチーズのエンパナーダを齧りながら口を開いた。
「俺達だって最初はそう思ったさ。けど、そいつはどうやら相当ヤバい代物だぜ」
「ヤバいって??」
首を傾げるカイの向かいで、アサヒがスープを飲みながらちょいちょいとカイが手にした部品を指差した。
「よく見りゃわかるよ」
「よく見りゃって言われてもなぁ……」
困ったような顔でカイは部品を今一度よく眺める。
ふと、隣でタコスを頬張っていたシーナが声を上げた。
「この部品……型番が入ってない?……」
「おう。よく気付いたな嬢ちゃん。カイとは大違いだ」
ザクリスがそう言いながらコーヒーに口を付ける。
彼は部品を見つめて口を開いた。
「型番や製造会社の刻印が何もない。出所不明の部品ってだけでも相当きな臭ぇが……そいつはどうやら、組み込んだゾイドが倒された時に中のディスクを物理的に破壊する仕掛けがある。ハチの巣にしたレドラーと真っ二つにしたレドラーのディスクはバラバラになっちまってた」
「ディスクがバラバラって……」
カイは手にしたままの部品を見つめる。
そうまでして証拠を隠滅しなければならないような危ないディスクだというのだろうか?……
「唯一無事だったのが、お前さんがイーグルで踏みつぶしたレドラーに付いてたそいつだ。どうやら踏み潰された時の衝撃で部品の固定ロックが誤作動したようでな。部品ごとイジェクトされちまってたお陰で、ディスクの破壊装置が作動しなかったらしい」
アサヒはそう言いながら食べ掛けだったチーズブリトーを美味しそうに頬張る。
(朝っぱらからチーズブリトーの特大丸々一個に肉団子と豆のスープ、デザートにかぼちゃのエンパナーダ3つ……なんでアサヒの奴、あんだけ食べて太らねーんだろ……)
小柄な体格とは全く釣り合わない彼の食事量はいつ見ても不思議でならない。
カイはそんなアサヒを眺め若干脱力しつつ、部品を再びテーブルに置いた。
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