ぞいぶろ!

ZOIDSの二次創作イラストや模型カスタムをのんびり投稿するブログです。

 

ZOIDS-Unite- 第1話「孤島の遺跡」 8 

「なぁ、お前今一体……何を取り込んだんだ??」


 今しがた目の前で起こった出来事に戸惑いながら、少年は自分へ向き直ったオーガノイドに問う。

 オーガノイドの胸部があのように開くなど、彼は知らなかった。

 残ったカプセルの中に入っていたのはおそらく、オーガノイドがその体内に取り込める程度の大きさである事から古代ゾイド人であろう……

 それは容易に想像が付くが、もしかして捕食したのだろうか?

 そんな物騒な考えが少年の頭を過った。

 ゾイドが捕食行為を行うなど聞いたことがないが……このオーガノイドはたった今長い眠りから覚めたばかりだ。

 腹が減っていてもおかしくはない……のかもしれない。

 あくまでゾイドに腹が減るという感覚があるならの話だが……

 一方のこの桜色のオーガノイドは少年へ向き直ったまま何も言わなかった。

 いや、寧ろピクリとも動かない。

 少年は恐る恐るオーガノイドへ近づき、その目を見つめた。

 オーガノイドの目の奥で何かが微かにキラキラと輝いている事に気付いたのだ。

 念の為に顔の前で軽く手を振り、動く様子が無い事を確認すると、彼は更に顔を近づけてその目を間近で覗き込んだ。

 目の奥では小さな古代文字が輝きながら、とてつもない速さで右から左へと流れている。


「なんだこりゃ……」


 少年はオーガノイドの目の奥で流れる古代文字をジッと見つめた。

 古代文字など勿論読めはしないし、仮に読めたとしても目で追うなど到底不可能なスピードで文字は絶え間なく流れていく……だが、その光は神秘的で、いつまでも眺めていたいと思わずにはいられない。

 一体どれほどその光を眺めていたのだろう……古代文字の放つ輝きがスゥっと収まった時、やっと少年は我に返った。

 オーガノイドは少年が自分の顔を見上げている事に気付いたのか、その頬へ軽く頬ずりをした後、小さく一声鳴いた。


「グーゥ……」


 オーガノイドが胸部を開いた……




スポンサーサイト



category: 第1話-孤島の遺跡

thread: 自作小説(二次創作) - janre: 小説・文学

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→https://zoiblo.fc2.net/tb.php/40-0b2f8239
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

アクセスカウンター

検索フォーム

カテゴリ

Twitter

リンク

おススメ